K様からご依頼された桐箪笥の洗い替え修理の事例
社長ブログでもご紹介させていただきました、一度粗悪業者の洗い替え修理された桐箪笥を私どもで再び洗い替え修理させていただきました。
以前の状態はこのような状態で仕上げも悪くとてもいい加減なお仕事をされていて同じ桐を扱うものとして心が痛みました。
3ケ月かけて洗い替え修理させていただきました。金具も金消し色をお選びいただきまして、このようになおさせていただきました。
いかかですか、これが本物の桐箪笥職人が手間暇かけて元通りに手直しさせていただいたらこのようになります。
日本でもここまでなおせる工房は無いと自負しています。
3ケ月前の写真からこれだけ変わります。
引出しの隙間も無くなっているのがお分かりになれます。すべて桐で埋め変えています。
では洗い替え修理前と私どもで洗い替え修理した後のお写真をご覧ください。
同じ桐箪笥とは思えないでしょう。
日本の伝統技法を頑なに守り続けている桐箪笥職人の仕事です。
どうか日本の皆さんに知って欲しいです。
昔のいい金具も再生出来ます。
引出しの隙間も無くして気密性が蘇りました。
側面の金具も
なんとか綺麗に金消しメッキ直しする事ができました。
この技術も他では出来ない仕事になっています。
たかが洗い替え修理やんと言われる同業者様がおられます。「汚い黒い桐箪笥がそこそこ綺麗になったらいい、手間暇かけて時間をかけてする仕事ではない」と言われたことがあります。
そうでしょうか、私はそう思いません。お客様の思い出のある大切な桐箪笥を出来た当時の桐箪笥に蘇らせてあげるのが私どもの使命だと思っています。
ですからこれだけの仕事を私どもの職人はおこないます。
今回もなんとか綺麗になおせました。K様ご依頼本当にありがとうございました。