一度粗悪な業者に洗い替え修理された桐たんすを甦らせていただきました。
古い桐の箪笥を綺麗に甦らす事を、
「桐たんすの洗い」といいます。
お仏壇を綺麗にするのも、お仏壇を洗いにかけると言う意味も綺麗にするという意味では同じですね。
新型コロナウイルスの影響でお家にいる事が増えて、古い桐箪笥の洗い再生のお仕事が増えていますね。
一度粗悪な業者に洗い替え修理された桐たんすを甦らせていただきました。
今回も私どもの職人の手で新品同様に甦らす事ができました。
以前の桐たんすはこの様な状態でした。
素人目にはそれほど感じられないでしょうが、プロからすればなんともお粗末な仕事をされていました。
その桐たんすをこの様に元通りにしました。
それぞれの比較写真をご覧くださいませ
ほとんどの桐タンスの洗い替え業者はこのような仕事です。
でも私どもの仕事は全く違います。
傷も隙間もすべて手直しするので、時間と手間暇と費用がかかります。
金具もメッキ直しを施して美しくしました。
美しさが違います。桐たんすの生地からしっかりと手直しするからです。
この綺麗な仕上がりをどうか日本の全国の皆様に知っていただきたいです。
比較写真をこのように比べていただければお分かりいただけると思います。
たくさんの業者さんがありますが、お客様がもっともっと本当の事を知っていただかないから、安価な値段だけにつられて本当に品質のいい桐たんすもこのような、洗い修理をされて傷んでしまうのです。
わたしどもにしか出来ない技術と桐たんすに対する愛情の差が仕事の差になります。
でも その技術を継承していく事は凄く難しくていつも悩んでいます。