納品事例 Works

桐箪笥の洗い修理の納品事例 天丸桐三つ重ね衣装箪笥の洗い替えです。

今回の桐箪笥の洗い修理の納品事例 三つ重ね衣装箪笥の洗い替えです。
お客様からご相談を受けてお見積りに伺いますと、この様に押入れの中に置かれてました。

長い間使われてなかったのでしょうね、その形跡がありませんでした。
処分されるかどうされるか悩んでおられて私どもにお見積りのご依頼がございました。

見させていただきましたが、洗い修理される事をお勧めさせていただいて、
この度美しく再生させていただきました。

この様な状態の桐箪笥でかなり傷んでいました、

その桐箪笥が私どもの桐たんす職人にかかればこの様に
甦らす事ができました。

同じ桐箪笥とは想像がつかないような出来栄えでしょう。

この桐たんすをわたしどもの技術でこの様に再生して、
新しい命を吹き込みます。

では詳細の比較写真を是非ご覧ください。傷んだ古い桐箪笥はまず お湯で何十年のよごれを落とします、そして 良く乾かしてから本体の悪い部分の桐を交換したり、へこんでいる箇所を入れ木したりする作業を行います。その時にいかにきちんと本体を手直し修理できるかが、桐箪笥職人の技の差がでるのです。

その技術をお分かりいただくために、田中家具製作所は修理前 修理後のお写真をご覧いただいています。

この桐箪笥、大阪 岸和田 の大崎タンス店で買われた桐タンス?だったんでしょうか?桐たんすの側面の大崎タンス店のシールが貼られています。

でも、こんなところに品質シールを張る家具店はないとおもいます。
桐たんすの側面に張るなんて、私が想像すれば、絶対に後から誰かがここにシールを張りなおしたのでしょうね。
その部分もこの様に美しくなりました。

逆に反対側には、鉄腕アトム のシールが・・・・
これは大変レアなシールですね、子どもさんがいたずらで桐箪笥の側面にシールをこすりつけたのでしょう!

なにか ほのぼのしますね、その時代が偲(しの)ばれます。その部分も
この様に思い出が消えてしまいましたが・・・・・

すごく傷んで、雨漏りのような濡れた形がついていた上置きも、

この様に美しく手直しできるのが、田中家具製作所の桐箪笥の洗い替えです。

できるだけ多くのお客様に比較写真を見くらべいただけるように、

丁寧に写真も撮っています。

私どもの職人の想いをお伝えしたいからです。

上置き内部の夫婦箱(小さい2つの引出し)の金具もいい金具に取り替えさせていただいています。

さび付いていた取れた金具も傷も・・

この様に甦らすこだわりの洗い替えです。

ただ洗いをするだけでなく、

傷んだ部分や傷を生地の段階で職人が丁寧に手直しするからこのように、きちんとなおせるのです。

古い前飾の金具も丁寧に取り外し、汚れをとってから、メッキ直しをします。

もう一度金具も甦らします。新しい簡単な金具に取り替えた方がよっぽど楽で、安価ですが・・・・・私どもはその事を目指しはいません。

五三桐の鍵座が付いていました。その鍵座も・・・

新品同様にして、まわりの桐材も面も美しく削りなおすのです。

さび付いた金具は、新しい金具に交換させていただきました。

できるだけ、金具の穴の位置が同じで、以前のデザインを損なわない金具をお選びさせていただきます。

古い使用していなかった桐たんすの内部はカビがきていました。

そのカビも何回もあらって、取り除きます。このように美しくなります。

再び甦らす事ができるのが、桐箪笥なのです。

桐タンスは湿度のある場合は桐箪笥みずからが湿気を含んで、限界まで中の着物に湿度を与えなくするために、タンスが先にカビるのです。

中の着をカビさせないようにするのが、本物の桐箪笥です、でも最近市場で売られているほとんどの桐たんすはそうでないものばかりで、残念です。

きちんと洗って手直しさせていただければこの様に再び気持ちよくお使いいただけます。

引出し内部の割れも

丁寧に入れ木をします。

洗い替え修理は、新しい桐箪笥を作るより場合によっては手間暇と時間のかかる作業で、職人も大変です。

でも、昔の思い出の桐たんすをなおして、喜んでいただけるお客様の事を常に思って仕事をさせていただいています。

この想いがなければ、これだけきちんと手直しする事はないでしょう。
これが私ども田中家具製作所の洗い替えです。

多分 これだけこだわった技術のある職人の桐箪笥の洗い修理は少ないと思っています。

その想いを分かっていただれば嬉しいですね。

この桐たんすがこの様に甦らすことが出来ました。

お座敷でお使いいただけるのは、本当に有難い事です。

古い桐たんすを粗大ごみのように扱わないようにお願い致します。
助けてあげれる桐箪笥が沢山あるのですが・・・・・

是非 私どもに処分する前にご相談ください。

最後に油単もお作りいただきました。これから先何十年 何百年も使う事ができるのが、桐箪笥だけです。

この度も弊社に依頼をいただきまして本当にありがとうございます。
これからも私どものこだわりの桐箪笥の洗い修理の仕事を続けていきます。

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