堺市のM様ご依頼の桐の間箪笥の洗い修理の納品事例のご紹介です。
先日の社長ブログでご紹介させていただいた、堺市のM様の桐の間箪笥の洗い修理が完成したので、お届けさせていただきました。
以前の間箪笥がこの状態でした。
1度他社で洗い修理に出されていたので、修理するのがしにくくてかなりの時間がかかりましたが、なんとか私どもの職人が丁寧に手直しさせていただきました。このようにさせていただきました。
どうですか、少し写真が明るくなっていますがお分かりになれるでしょうか!これが私どもの洗い替えの技術です、他工房より費用は高いでしょうが、それだけ費やす時間や技術が違います。
この様に洗い修理させていただきました。
汚れてカビが発生した内部の洗い替え前のお盆がご覧いただけます。
その内部のお盆が私どもの洗い替えで、このように美しくする事が出来るのが、私どもの工房の技術です。
この桐たんすの背板は全部 樅(もみ)材が使用されていました、
割れていた部分を以前の粗悪な洗い業者は、裏からガムテープでごまかしています。
なんともお粗末な仕事です。びっくりしますね職人ではない方が修理したのでしょう。
その背板をすべて桐に取り替えさせていただきました。するとこの様に綺麗になります。
これで気密性や防湿性が格段と上がります。
なんと上置き内部の夫婦箱(2つの引出し)には、プラスチック製の安物のつまみ金具に交換されているではありませんか、なんという洗い修理でしょうね。驚きました。
今回こちらの落ち着いたつまみ金具に交換させていただきました。
こちらの引出しもこのような状態で、3つ引出しの真ん中はなぜか色が違いました。
この様になおさせていただいています。
これが私どもの大阪泉州桐箪笥 初音の家具のこだわりの洗い修理なのです。
拡大写真でより一層綺麗に直している事がお分かりになられると思います。
桐箪笥の洗い修理でもこのようにこだわりの専門の工房との技術の差をお分かりいただければ幸いです。
M様も大変喜んでいただいて、本当によかったです。100%完璧な洗い修理もできませんが、私どもはその桐箪笥が制作された頃のような桐たんすに出来るだけ甦らせてあげれるように、丁寧にこだわりの洗い修理をさせていただいています。
言葉では簡単ですが、その作業は手間暇と根気のいる作業になのです。
時には、新しい桐箪笥を制作する方が時間がかからない場合もございます。
でも、お客様の願いをかなえる事が出来る技術をこれからも残していけるように頑張らないとなりません。それが、私どものこだわりの桐箪笥の洗い替えです。