堺市のM様からのご依頼の桐の松山製の総桐三つ重ね衣装箪笥の洗い修理をさせていただきました。
堺市のM様からのご依頼の桐の松山製の総桐三つ重ね衣装箪笥の洗い修理をさせていただきました。桐の松山と言う老舗のお店が大阪の堀江の家具通りにございました。
約20年前に倒産したのですが、本当に素晴らしい桐箪笥を製造販売していたお店です。
私どももお世話になっていて、弊社の製品も良く買って下さいました。
日本で1番の桐たんすのお店にすると言う先代の社長の心意気でお付き合いさせていただいておりましたが、2代目さんが輸入家具に力を入れてから経営が傾き店を閉めることになってしまいました。
その桐の松山の桐箪笥を今回堺市のお住まいのM様からの洗いのご依頼を受けました。
大切のお使いしていた桐箪笥なのですが、下台に水がかかってしまって、・・・・・
この様な状態で汚れていました。どこに洗いに出すか悩んでおられたのですが、私どもの納品事例をご覧になりご相談をいただきました。
工房に持ち帰り私どものこだわりの洗い修理をさせていただきました。M様にお届させていただきました。
この汚れが、
このように綺麗にします。
小さな傷も綺麗になおします。
新品の納品事例にみがまうばかりでしょう。
桐の松山の桐箪笥は、さすがにいい仕事をしています。兆番も両欠き込みの桐たんすの伝統技法で作られていて、お盆の間に中棚(固定棚)もご覧いただけます。
兆番の両欠き込みのお写真です。
こんなに汚れていた引出しも
このような傷も
爪の形やへこみも、
打痕も、私どもで洗い修理させていただいたら
この様に美しくなります。どこが傷んでいたのかわからないように手直しします。
これぞ、㈱田中家具製作所のこだわりの洗い修理なのです。
この桐箪笥のご縁があって、一度私どもで洗ってほしかったんでしょうね。!
綺麗になって、桐たんすが喜んでいるように感じます。新品とミマ違い
こんなに綺麗に手直し出来る家具は、本物の桐たんすだけです。
昔から日本人が考えた日本の知恵が沢山詰まったたんすが桐たんすなのです。
日本の伝統の文化をお伝えして、今の方に続けてお買い求めいただけるようにしていくのが、私どもの役目ですね。
今回 依頼していただきましたM様本当にありがとうございました。これからもいい桐箪笥を大切にお使いください。本物の桐たんすは価値ある日本文化です。