阪南市のH様 大阪泉州桐箪笥 焼桐時代衣装箪笥
雨模様のお天気だったのですが、ここ大阪泉州 岸和田は、雨が上がったので、
大安の今日、阪南市のH様に、総桐をお届させていただきました。
どうですか、木目や焼のお色も最高の桐タンスです。(実際」はもう少し濃い焼色です。)
凄くお部屋にマッチして重厚感漂う、伝統工芸品の桐タンスです。
桐箪笥内部は、砥粉仕上げで、左上の棚は、取り外しが出来ます。
右側には、夫婦箱が付いています。お盆は、中棚つきの4杯盆入りです。
阪南市は、少し雨が降っており、焼桐の桐箪笥を濡らさぬように、慎重に、お部屋に運びいれました。
桐箪笥を、置いていただく場所には、パイン(松)材の、かわいい整理箪笥が置かれておられたのを、別のお部屋に移動させていただいて、
私どもの、こだわりの焼桐時代衣装箪笥を、置かせていただきました。
初音のマークと、伝統工芸品の証紙と伝統工芸士名が、付けています。
透き通るような日本の桐材が、ご覧いただけます。
お盆の桐の材料の光沢感は、すごく気持ちいいくらい美しいです。
せっかくなので、お盆をとりはずして、写真を撮らせていただきました。
日本の細かな寒い地方の桐(初音の桐箪笥)の良さを感じていただきたいです。
小引出の内部や、側面の桐板も厚くて、細かい杢目の良質な桐材を使用致しております。
焼桐箪笥の側面桐材も、箪笥の上から台輪まで、木目が通った(つながった)
長い1枚の桐板を使用しています。箪笥本体の上台や下台の重ねている部分の手組は、
側面の綺麗な桐板の杢目を邪魔しないように、包み蟻組手を施しています。
これも、私どもの桐箪笥へのこだわりなのです。
天板と側面は、大阪泉州桐箪笥の特徴である、細かな手組 蟻組手で、お作りさせていただております。
この度、お着物を大切になさる奥様がご自宅用として、お選びいただきました。
最後に、水平バランスをとるために、敷き板をはめて、箪笥の傾きやころびを調整して、
ほこりや日焼け防止のために、緑の油単(無地)を、掛けさせていただきました。
この、こだわりの焼桐の箪笥を、H様のご自宅に置かせていただきまして、
本当にありがとうございました。これからも宜しくお願い申しあげます。