泉大津市のM様 大阪泉州桐箪笥 胴丸桐巻別注衣装箪笥
泉大津市M様の、お荷だし納品をさせていただきました。
前日の夜、雨が降っていて、
今朝も曇り空で、時折小雨が降っています。
桐箪笥が濡れないように細心の注意が必要です。桐箪笥を包装している巻ダンの上から透明ビニールで、包みます。その上から、桐箪笥の油単を掛けてさらに、透明ビニールで覆います。整理箪笥と背中合わせにして、紅白で飾りトラックに幕を付けて、その上から特殊透明ビニールで覆い絶対雨にぬれないようにします。
朝8時20分集合指定時間の10分前に到着して、その他の車両や、電気屋さんと待ち合わせをさせていただきました。お客様の親戚の方や、知人の皆さんが記念写真を御撮りになっておられます。
お仲人様が到着して、先方の高石市I様の新居に向いました。到着後
はじめに、仲人様が、お荷物の目録の交換をされました。
そして、最初に鏡台から運び入れます。
その時、関西地方では、新郎さんに玄関で、鏡台を取り込んでいただくのです。
今回、階段の高さが低いため、鏡台や整理箪笥は、階段から運び込めたのですが、
総桐の胴丸箪笥は、2階に階段から運び込む事が出来なかったため、
窓から運び入れる作業になります。
幸いにも、雨が止んでくれていてよかったです。
その模様を、今回ご紹介させていただきます。
最初に、2階の窓のサッシをすべて取り外して、窓にあて蒲団をあてます。
2階の窓まで今回は、高さがあるので、はしごをご用意して、蒲団をあてて、家に壁面にセットいたします。
2階から、2本のロープを降ろしてもらい。桐の箪笥をロープで縛ります。
(この時のロープの縛り方に、コツがございます。)慣れてないと、
ゆるんだりして危ないからです。
そして、桐箪笥を安定するために、下側にも2本のロープを掛けます。
準備が整ったら、2階の2名が、ロープを引き、下の二人が箪笥を持ち上げます。
少しづつロープを引き上げていくので、下の一人(社長)が箪笥の下に入りはしごを昇って、
下から押し上げてゆきます。
下のあとの一人は、すぐ2階の作業の手助けをするために、急いで2階にむかい、
ロープと取り込む作業を補助します。
そして落ち着いて、桐箪笥を窓から取り込みます。
このようにして、下台 上台とスムーズに作業を行います。これがプロの仕事です。
(今回写真をお客様に撮っていただきました。)
お客様より、「さすがですね!見事やな」って、言われると、
ほんとに、嬉しい気分になりますね。
丹精込めてお作りした、大切な桐箪笥を無事丁寧にお届けする事が出来るのも、
私どもには、手慣れたベテランのスタッフがいてくれているからです。
今回お作りさせていただきました。
桐たんすの美しい柾目と、幅の広い桐材の透き通るような艶と、とのこ仕上げのお色の綺麗さを、是非ご覧ください。
M様ありがとうございました。これからも宜しくお願い申しあげます。