大阪市のT様に、大阪泉州桐箪笥の焼桐板目大衣装箪笥をお届けさせていただきました。
大阪市のT様に、大阪泉州桐箪笥の焼桐板目大衣装箪笥をお届けさせていただきました。
T様は大変こだわりのあるお客様で、以前から本物の桐たんすをお探しになられていました。
私どもの工房をお探しになられ、実物の作りかたに共感していただき、今回お作りさせていただける事になりました。
大切なお着物もたくさんお持ちになられているようで、その保管に私どもの桐たんすをお選びいただき本当にありがたく存じます。
こちらがそのこだわりの焼桐板目大衣装箪笥です。よく厳選した板目を使用させていただいた、田中家具製作所のこだわりの桐たんすです。
杢目のバランスや日本で最良の桐材を使用させていただいて、私どもの職人が丹精込めてお作りさせていただきました。仕上げの焼色も本当に美しい逸品でございます。
スライドの動画もお作りさせていただきましたご覧ください。
開き戸の内部は、お着物が多く収納できるように、7段のお盆に変更させていただいて、お作りさせていただきました。
引出しも板目を美しく合わせ、私どもの伝統工芸士がすきまのない気密性や防湿性のある手仕事で丁寧にお作りしています。
この思いがお伝えできれば、幸いです。マンションの照明のためお写真で、桐本来のお色をだすのがむずかしかったです。
上質な民芸金具で鍵もかけれるようにお作りさせていただいています。
扉にも全くの隙間なく、丁寧な仕事がご覧いただけると思います。
言葉や文章でお伝えするのは簡単ですが、職人の高いレベルの手仕事には、いつも感心します。お客様の事を考えて何百年も使える桐たんすを残していくために、努力してくれています。
この民芸兆番でも扉と本体を職人がノミで丁寧に取付を行う桐たんす独自の伝統的な技法である両欠き込みの技法が施されています。
こだわりのT様のマンションに置かせていただいて、お世話になりまして本当にありがとうございます。
この様に決して桐たんすは、時代遅れの古いたんすではございません。
本物の桐たんすを使いたいお客様は昔に比べれば少なくなりましたが、
この様に桐の良さを理解していただいて、何百年も持ち続けられる桐たんすをご購入されるお客様がおられます。
少しでも 本物の桐たんす の良さを知っていただけるようにこれからもいい桐たんすだけをお作りしていきます。
今回もご購入いただきました、T様本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い申しあげます。
hatomoratetikagutaya2017掲載