奈良県生駒市のT様のご注文の大阪泉州桐箪笥 初音の家具の最高峰 鳳凰(総桐胴丸無垢細紫檀面入り三重ね衣装箪笥)をお届け致しました。
奈良県生駒市のT様のご注文の大阪泉州桐箪笥 初音の家具の最高峰
鳳凰(総桐胴丸無垢細紫檀面入り三重ね衣装箪笥)をお届け致しました。
私どもの桐箪笥の中で最高峰と呼べる手の込んだ技と桐の前板がすべて最高級の総無垢の柾目を使用した逸品で、こだわりの大阪泉州桐箪笥 初音の家具を代表する桐たんすです。
T様はすごく目利きが出来るお客様で、このタンスをショールームでご覧になられ、是非この桐たんすを娘様の婚礼家具の道具にと、ご注文いただけました。
総無垢の柾目の美しさは、将来お作りする事が難しくなるほどの最高級の緻密な桐材を使用致しております。
(このような材料は今後無くなると思います。)
最高級の材料とこの道60年の伝統工芸士 朋光によって製作されています。
最高の桐材と妥協しない職人によってつくられた桐たんす作りの私どもの思いが込められた桐たんすです。何百年先にも残る貴重な桐箪笥になってくれるに違いありません。
大阪泉州桐箪笥の代表する胴丸型の重厚なデザインに繊細な上品さを加味した桐たんすです。総無垢の前板のためそりを防ぐ理由で引戸を框(かまち)仕上げでお作りしています。
小さな引出しが上側に3つ並べた伝統的なデザインの桐箪笥ですが、棚やたてりの面をべた面に仕上げ一体とした仕上げは職人の高い技術の結晶です。
本物の桐箪笥が持つ仕上げと艶を感じていただければ幸せです。
金具も最高峰で、職人が1つ1つ打ち込んでお作りする手彫り金具を付けさせていただいております。
上置き右側の内部には、伝統工芸士の朋光作のプレートと、経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙がご覧いただけます。
右側には、夫婦箱の引出しが仕込んでいます。
正面の背板にも大阪泉州桐箪笥の初音の田中家具製作所がお作りしたシールがご覧いただけます。背板の美しい桐材も一緒にご覧ください。
左の上置きには、取り外せる可動棚がございます。
引出しも1つ押し込めば、他の引出しがすっと出るようにお作りさせていただいています。
鍵座も引出し金具と同じ手彫り松竹梅で揃えています。
前飾りも揃えの松竹梅の最高級の手彫り金具です。
1つ1つ職人が手で彫って仕上げていく金具で、将来お作り出来なくなる金具です。
金銀の房の下に彫刻士の久光作の刻印がご覧いただけます。
希少価値の高い最高級の金具になります。そして開き戸の中はこの様な最高のお盆が仕込まれています。
手彫りの松 竹 梅 鶴 亀の彫り物を1つ1つ彫らせていただいています。
他社の工房に良くにたような真似をされるのですが、これだけのレベルの彫刻は絶対に彫れないと思っています。
また1つ1つのお盆に使用している最高級の桐材も是非ご覧ください。お客様にお伝えするだけでなく、同じ桐たんすをお作りしている他の工房の方に是非ご覧いただいて、本物の桐箪笥はこうあるべきかを分かっていただきたく思います。
ここに長く保存していただけるお着物が喜んでいただける事を願ってお作りしています。
これだけの寒い気候で育った杢目の緻密な桐材を使用してお作りする事は本当に簡単ではございません。
彫刻のお盆入ったつぼ盆の上場には、高級な唐木の紫檀材をあしらわせていただいております。
胴丸型でも一段落とした凝った丸め方をし、内側の面にも細い紫檀材を埋め込んでいます。
手の込んた昔ながらの技法を今日まで守り続けています。
桐箪笥の重ねの部分にも紫檀を巻かせていただいています。
引出し内部の桐もごらんください。工房で天然自然乾燥と雨に打たせて桐の灰汁を抜いた透明感と艶があるこだわりの幅の広い寒い国産材を使用しています。
この様に前に使用している柾目は杢目の揃った総無垢の最高級桐材を使用してお作りしています。ゆがみのない4尺の長さを桐の原木から揃える事は、本当に難しい作業になります。
桐の材料価格と加工の手間暇が沢山かかりますが、後世にのこせて自慢の出来る作品になる事は間違いないと思います。
1つ1つ手づくりで仕上げていく桐のたんすは、職人たちの努力の結晶です。
初音オリジナルの色の油単をお作りさせていただきました。
五三の桐のご紋と、お嬢様のお名前を染めさせていただきました。
このような最高峰の鳳凰(総桐胴丸無垢細紫檀面入り三重ね衣装箪笥)をご注文いただけて本当にありがとうございます。
私どもの納品事例でもなかなかご紹介する事が少ない桐箪笥ですが、
このような桐箪笥をお買い求めいただけるお客様に応援していただいて、今のお仕事をなんとか続けさせていただく事ができます。本当に有難い事です。
なんとか、これからもこの本物の桐たんすを残していきたいです。
今回お買い上げいただきました、生駒市のT様本当に感謝いたします。
どうぞこれからもお元気で御活躍くださいませ、
また今後ともご贔屓いただけますよう宜しくお願い申しあげます。