大阪市のO様のご注文の大阪泉州桐箪笥の最高級 総桐胴丸総無垢衣装箪笥をお届けさせていただきました。
大阪市のO様のご注文の大阪泉州桐箪笥の最高級 総桐胴丸総無垢衣装箪笥をお届けさせていただきました。製作には、4ヶ月の月日をかけてお作りさせていただきました。
大阪泉州桐箪笥 初音の総桐の中でも最高級の総無垢の桐衣装箪笥です。
最高級の桐材と柾目の細かさは、私どもでしか手に入らない桐材を使用致しております。
重ねの下台も手組みての細かい蟻組手で時間をかけて丁寧に組み上げています。
見えない部分にも手を抜かずに日本のいい材料を使用しているのも私どもの桐箪笥に対する思いなのです。
引戸や内部にも自慢のお仕事をさせていただいています。
内部の背板の幅の広い美しい光沢のある桐材がご覧いただけます。
最高の桐が持つ何ともいえない木肌です。
叙勲をいただいた、私どもの伝統工芸士 朋光がお作りさせていただきました。
隅々まで丁寧なベテランならでわの仕事をご覧ください。
金具も最高級の職人が作る手彫り金具で1つ金具だけで何十万かかる逸品です。
これから数年先にはもう作れない金具になります。平成の時代にしかない逸品です。
1つづつ 金具職人が松竹梅を打って作りあげます。日本の伝統工芸の素晴らしさを感じてください。
開き戸の内部の彫刻されたお盆もご覧ください。この様な桐箪笥は、多分日本でご覧いただく事が少ないと思います。大阪泉州桐箪笥の初音の総桐が桐箪笥の最高峰と呼ばれるにふさわしいお仕事をさせていただいています。
お盆の彫刻も伝統工芸士によって、手彫りでのみで彫りあげて仕上げていきます。
松の幹の彫りも味わい深いでしょう。
全部のお盆には、松竹梅 鶴 亀を彫らせていただいております。
丸く分厚い桐材でお作りした壷盆と言うお盆のデザインのお盆です。
桐箪笥で大切な固定の中棚もご覧いただけます。
お盆の上の色の濃い部分には、高級材である、紫檀(したん)材をお盆の上部に張りめぐらせていただいており、私どもの工房でも手間暇のかかる最高級のお盆です。
日本人の手先の器用さは、やはり世界に誇れる職人技だとおもいます。
彫刻1つ1つに味わいがあり、中国や台湾の彫刻とは、図案の配置やそれぞれの植物や動物の品の良さが異なる彫刻をご覧ください。
1番したの右側のお盆には、おめでたい夫婦の亀が仲良くいるでしょう。
鶴は千年 亀は万年長くお幸せにの意味を込めてお作りさせていただいております。
私どものこだわりのこの桐材の光沢感と美しい細かい木目は、大阪泉州桐箪笥の私どもだけのこだわりです。
この美しい桐箪笥をお作りするために、職人一同日々仕事に向き合っています。
決して妥協をしないこだわりの桐箪笥をお作りする事は、こだわればこだわるほど儲かりません。適当な箪笥を作る方が本当は、儲かります。でも私どもは本当にいい桐箪笥と呼ばれる作品を作って残していきたい思いだけで、いままでお仕事をさせていただいてきました。
これだけの桐材を使用した桐箪笥はそう簡単にはお作りする事が出来ません。
本物の日本の桐箪笥の素晴らしさを是非この納品事例をご覧いただいている全国の皆さまに知っていただきたくて・・・・・・・
桐箪笥の工房は全国で沢山ございます。でも卓越した職人技と最高級の桐材を使ってお作りできるこだわりの工房だけにしか作れない桐箪笥がございます。
このような桐箪笥作りをご理解していただけるお客様が全国から私どもに問い合わせやご注文をいただけるのは、本当に有難いことでございます。
桐たんすは、ぴんからきりまで様々な商品が市場にあふれていて、文章だけがいい言葉で書かれていますが、本当にいい物をお探しする事は難しいとおもいます。そのためこのような納品の事例は桐箪笥をお探ししている皆様の参考にしていただきたくて、お伝えさせていただいております。
総無垢柾目杢のために引戸や扉も囲い扉で反りを防止しています。この技術もベテランの職人技の鉋でしか仕上げができない技です。
この様に、すべての前板が27ミリの桐の1枚板(無垢板)の柾目でお作りしています。
このような分厚い杢目のこれだけ揃った最高の桐の柾目の材料を使って作品をお作り出来る事が私ども初音の桐たんすなんです。
今取れる最高の桐材でお作りしています。桐の原木からこのような製品にするまで、3年以上の年数がかかる手間暇のいる作業を経ています。
この様に表側
戸の裏側 すべ同じ杢目の無垢板です。
正面の撮影スペースがなくて、少し斜めからでしか撮影できなかったのが、少し残念でした。
胴丸型の側面に、初音の棒とうし金具をご覧いただけます。
油単も最高級の正絹の油単でお作りさせていただきました。
正絹(しょうけん)の油単も、今では、お作りするお客様は少ないです。油単だけでも何十万の価格がします。
お名前も染めさせていただいた逸品です。このような桐箪笥は、あと何年お作りできるのかすごく危機感がございます。桐の材料屋さんや金具屋さんや桐箪笥に関係する業者様がどんどんやめられていくので・・・・本当にいい物がどんどん失われつつあります。
でも平成の28年にこのような桐箪笥が日本で作られていたという功績だけは、ずっと残っていくと思います。何十年後には、もう作る事が出来ないかもしれませんが、今 精一杯励む事しか出来ません。
こだわりのO様のお蔭で、本当に最高級の桐箪笥をお作りさせていただける事が出来ました。
O様やいつもお世話になっているお客様のお蔭で、この伝統のこだわりの桐箪笥作りを継承していく事が出来ています。
日本の独自の伝統工芸品であるこだわりの大阪泉州桐箪笥を支えてくださり、本当にありがとうございます。これからも是非 大阪泉州桐箪笥を御贔屓いただけるように、宜しくお願い申しあげます。