用語集 Terms

ダテ

桐の木を自然乾燥させるために立てかけるもの。
横木に櫛状の木を付けてある。
雨にあてて、乾燥させるため。

ダテ 桐材の乾燥

七宝台

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高級な一部の桐タンスに採用しているデザインの台の事を、七宝台と呼びます。

見るからにデザインに凝った台輪で、丸めたり、するのにとても手間暇のかかる
作業を用します。

特別なお値段の高い桐タンスに施す台輪の事です。

台輪

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桐のたんすの一番下にある箪笥を載せるための高さ12から15センチほどの部分を言う。

台輪は、昔の桐のたんすでは、取り外しができたのですが、
最近の桐のたんすでは、台に本体をのせる際に、台輪を傷つける事を避けるため、
最近、固定台輪にする製造元が多く見られます。

当社の場合も着色仕上げをした後、台輪を固定する事にしております。

松竹梅鶴亀地彫り上げ盆

桐の箪笥の開き戸の内部に、入っている。着物を収納する部分を、お盆といいます。

そのお盆の形「デザイン」によって、様々な呼び方がございます。
高級な桐タンスの内部を、飾る 松竹梅鶴亀地彫り上げ盆です。
上部には、紫檀を巻いております。

彫刻専門の伝統工芸士の手により、一つ一つ掘っていきます。
製作日数もかかる、一番高級なお盆になります。

松竹梅鶴亀地彫り上げ盆

松竹梅すかし彫り盆

桐の箪笥の開き戸の内部に、入っている。着物を収納する部分を、お盆といいます。

そのお盆の形「デザイン」によって、様々な呼び方がございます。
こちらは、松竹梅すかし彫り盆で、お盆を組み立てる前に、
すかし彫りを入れていきます。

上品で、高級な桐箪笥の、お盆に施されます。

松竹梅すかし彫り盆

宮盆 

桐の箪笥の開き戸の内部に、入っている。着物を収納する部分を、お盆といいます。

そのお盆の形「デザイン」によって、様々な呼び方がございます。
お盆の上部と下部を削り込んだお盆を、宮盆といいます。
手の込んだ上品さが、ございます。

下記の写真は、宮盆の上部に紫檀を施しています。
宮盆

 

 

壺盆

桐の箪笥の開き戸の内部に、入っている。着物を収納する部分を、お盆といいます。

そのお盆の形「デザイン」によって、様々な呼び方がございます。
お盆の側面をこんもりと丸く丸めたお盆を壺盆と、いいます。

下記写真は、壺盆に紫檀を上部にあしらった、壺盆紫檀巻といいます。

壺盆 紫檀巻

 

作り出し盆

桐の箪笥の開き戸の内部に、入っている。着物を収納する部分を、お盆といいます。

そのお盆の形「デザイン」によって、様々な呼び方がございます。
お盆の上部側を少し削りだして、優しいカーブを施した盆を作りだし盆と呼びます。

作り出し盆

 

普通盆

桐の箪笥の開き戸の内部に、入っている。着物を収納する部分を、お盆といいます。

そのお盆の形「デザイン」によって、様々な呼び方がございます。
まず、初めに、側面や形を、削りだしたり、丸めていないお盆の事を、普通盆と呼びます。

普通盆

 

引き戸

桐箪笥の上の方に、ついている。戸が左右に動く部分の事です。
引き違い戸とも言われます。右側にスライドしたり、
左側にスライドしたりして、動かせる部分を引き戸と呼びます。

引き戸

中棚

開き戸の内部にあって、お盆とお盆の大きな空間にある固定棚の事です。
中棚は、お家で例えますと、丈夫なお家をささえる柱の役目をしています。

中棚は、桐箪笥のお盆の入る大きな空間にあって、側面と側面そして背板をつなげて、
いる固定棚で、桐たんすを、何十年、何百年、使っていただくための、
なくてはならない部材です。

高品質な桐箪笥には必ずございます。桐の箪笥の強度を保つ為の重要な部品です。
桐たんすの購入の際は、必ず中棚が付いている桐たんすを、選びましょう。
なかたな 中棚

 

栓止め

3つ並んだ(並び)小引出しの、真ん中の引出しを抜いて箪笥本体の、
引き出しが入っていた棚板の部分に、スライドする細い部品が、
左側と右側に付いてあります。(隠し鍵をかけるための)の部品を栓止めと呼びます。

この部品を指で、左右とも外側にスライドさせていただきますと、
左と右の引き出しを、ロック(鍵)する事ができます。
そして、真ん中の引き出しを箪笥に戻して、鍵をかければ、
並び(3つ)の引き出し、すべてにロック(鍵)をかける 事ができます。

左側や右側の引き出しが、あかない場合は、栓止めで、ロック(鍵)されている場合が、
ございます。無理やり引き出しをひっぱらないで、一度、並びの真ん中 の引き出しを、
抜いて、栓止めが、かかっていないかを、確認してください。

引き出しの栓止め   栓止め

並び

3つ並んだ小引き出しのことを、並びといいます。

並びの真ん中の引きだしは、外側から、鍵が掛けれます。
左側と右側の引き出しは、栓止めによって、鍵がかけれます。
桐たんす 並びの引き出し

夫婦箱

桐たんすの引き違い戸の中にある、小引き出しのこと。
夫婦箱

油単

桐のたんすを、色焼けや、ほこり、汚れ、から守るのための綿製のカバーの呼び名。

様々なお色からお選びいただけます。
家紋やお名前を、入れることが出来ます。

油単をかけた写真

兆番

桐たんすの開き戸びら(お盆が収納されている部分)を、箪笥本体に、取り付けるための金具
開き戸びらに通常は、4枚の兆番が、取り付けられます。開き戸びらが大きい場合は、6枚や8枚、取り付ける場合が、ございます。

取り付け方も、写真のような、昔からの伝統の桐たんすの金具取り付け技法である、
「両堀り(箪笥本体側と扉側の両方を、ノミを使い丁寧に掘って兆番を取り付ける技法の事 )の技法」
で、埋め込んで取り付けられた開き戸びらは、何十年と使用しても、狂いが少なく、しっかりと開き戸びらを固定できます。

このような、両堀りの技法で、開き戸びらを、取り付けられた桐たんすが、
最高級の桐たんすを証明する1つの目安となります。

桐たんすの購入の際は、必ず両彫りの技法で、兆番が取り付けられている。
桐たんすを、選びましょう。

兆番の両堀りの取り付け写真   両堀り技法で取り付けられている兆番

隅飾り

胴丸の桐たんすの丸い角(隅)に付ける金具(装飾)の事を言います。
別名(胴巻き金具) とも、言います。
隅飾り

戸引手 金具

引戸に付けている金具をとびきてといいます。
その金具に、指を入れて、左右に引き戸を動かします。
とびきて 金具

取っ手 鍵座

引き出しに付いている金具を、取っ手と言います。
また、右側にスライドして、鍵をかげるように出来る金具を鍵座と言います。
ご紋をかたどった鍵座から、最近は、取っ手にデザインを合わせた鍵座もございます。

取っ手と鍵座

前飾り

桐たんすの開き戸に使用する金具の事を、まえかざりと言います。
種類も豊富で、金銀の房を付ける事が、あります。
高級感のある華やかな物や、おとなしいシンプルな、デザインのものまで、
種類もたくさんございます。

前飾り

胴厚型

側面の厚みを従来の箪笥の2倍(45mm)に、して、上品さと、重厚さを追求した型。

天板と胴厚の部分を、蟻組手で接合いたしており、丈夫な作りに仕上げております。

胴厚型の拡大写真

胴丸型

桐たんすの形の一つ。
7分板と3分板で厚みを持たせた胴板を、左右両側を、丸い形に削りだした型の事を言います。
大阪泉州桐たんすが、胴丸型の発祥の産地で、重厚で柔らかいデザインは、
人気がございます。
胴丸

天丸型

桐たんすの形の一つ。
天板と胴板を蟻組手で、接合して丸くしたもの。
天丸

蒔絵

蒔絵とは、日本独自の工芸技術として1500年も昔から日本にある技法です。
桐の生地の上に漆(うるし)を接着剤代わりにして純金箔、純金粉、
銀粉又は螺鈿(貝殻の裏の奇麗に光る部分)等を蒔(ま)きつけて行き模様(絵)として完成
させていくので蒔絵と呼ばれます。高級な桐箪笥にのみに、施されます。
この様に絵柄がつながった蒔絵は、最も高級です。
近年では、私どものように、蒔絵の桐たんすを、お作りできる工房は、
少なくなっております。日本の伝統工芸を残していきたいですね。

蒔絵

オイル仕上げ

天然の自然オイルを桐表面に施した仕上げ方で、
汚れや水にも強いのが特徴。
仕上げに時間がかかりますし、洗い替えをする場合は、
削ってしまわないと、汚れがとれませんが、
現代の生活の中では、一番扱いが簡単にできる仕上げ方です。
色々な色を着色する事が出来ます。
天然オイル仕上げ

焼桐時代仕上げ

桐の板目や柾目を塗装で、焼きあげた風合いの桐箪笥の仕上げ方の1つです。

砥粉仕上げより、手垢や汚れが付きにくいのが特徴です。
しかし、水やあぶらや酸性の性質に物には弱く、色あせたりする事はございます。
最近は人気のある仕上げ方で、様々な箪笥に用いられます。

焼桐時代仕上げ

との粉仕上げ

伝統的な桐たんすの塗装の方法。
土を砕いたものを水に溶かして使用する桐箪笥独自の上品な木目を際立たせる塗装で、仕上げの綺麗さで箪笥の価値が上がる。
職人の技術の高さがあらわれる仕上げです。

砥粉仕上げ

キリ(桐、学名:Paulownia tomentosa)は、ゴマノハグサ科(あるいはノウゼンカズラ科、独立のキリ科 Paulowniaceaeとする意見もある)キリ属の落葉広葉樹。

泉州

和泉国の別称。現在の大阪府南部。
泉州地域とも呼ばれる。現在の岸和田市 泉大津市 和泉市 貝塚市 泉佐野市のあたりの総称

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毎週火曜日・第三水曜日
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定休日
日曜・祝日
駐車場
4台あり

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