「やわらかい」から「硬い」まで何にでも挑戦してます。
こんにちは!
工房だより
職人の粟田です。
おかげさまで、忙しく過ごさせていただいております。
年代物のナラ材を使用した、たんすの木地修理がおわりました。
続いて、
大阪泉州桐箪笥、保守本流、伝統の胴丸型のご注文分
お久しぶりねと思いつつ完成。
昨今は何にでも挑戦(汗)!ということで、お仕事の幅が大きく、
柔らかい桐の木から硬い木材まで
なんでもござれ。
古箪笥の修理は砂や小石
不意に現れる鉄くぎの出現などがあったりと、
ノミや鉋、手道具の消耗も激しく、
ナラ材、キハダ材などの材料を削ったり加工技術一つとっても
普段扱っている柔らかい桐とは違うものがあり、
日々勉強ですね。
次は黒檀張りの古箪笥の修理にとりかかっています。
非常に硬い黒檀(コクタン)は普通の鉋では削れないので
ほとんどがサンドペーパーで研磨します。
手も真っ黒に。
桐箪笥の技術を基に、
唐木職人さんに聞いたり、木工書などで調べたりと
傷の修復もご覧の通り、
綺麗に出来ると楽しいものです。
何にでも挑戦しないといけない時代
職人は一生修行とはよく言いますが、
本当にそう思う今日この頃です。