桐たんす職人こだわりの砥石!
正確なこしらえ、丁寧な仕事、美しい仕事。
初音の桐箪笥つくりには欠かせない言葉ですが、
それを実行していくには、よく切れる刃物は不可欠です。
しかも桐は、国産樹種の中では最も柔らかい木なので
高いレベルでの切れ味が要求されるのです。
初音の桐箪笥職人たちは、毎日なにかしらの刃物を研ぎます。
鉋、のみ、一つではありません、使う用途によって何枚も何本も
刃を研がなくてはいけません。
こだわりの砥石を並べてみました。
カラフルです!
荒砥ぎ(1000番)、中研ぎ(2000~5000)、仕上げの3段階に分かれ、
その砥石の粒子の細かさで砥石の色も変えられています。
材質も硬くてヘリの少ないセラミック系の砥石を使用しています。
続いて、仕上げ砥石です。合砥(アワシド)と呼んでいます。
もっとも粒子の細かい砥石でこの仕上げで切れ味が左右されます。
仕上げ砥石のこだわりは天然石と言う所です。
下の合砥石の裏の写真をご覧ください
山から掘り出した石の感じが見て取ってもらえると思います。
そして、そのお値段にもみなさん驚かれるのではないでしょうか?
天然の仕上げ砥石は、その性質上、
家具職人も大工さんも魅了されることが多く
皆さん、自分に合った、刃物に合った砥石を探されています。
中には、10万円を超えるような仕上げ砥石もたくさんあります。
人造砥石でも仕上げの物があるのですが、やはりそこは、
こだわりの桐箪笥職人、
研いだ感じが違います!
切れ味も違います!!
お値段も違うんです!!!
こだわりの砥石のご紹介でした。