「桐たんす 洗い 大阪 」職人の楽しみは・・・
「桐たんす 洗い 大阪」
私共の工房に、洗い替えのお問合せを頂くほとんどのお客様が、
このキーワードで検索して、当工房のホームページにたどり着いて頂いています。
先日も洗い替えのご依頼があり、当工房にやってまいりました。
形や仕口から推測すると70~80年前くらいのものでしょうか。
洗い替えの楽しみと言えば、昔の職人さんの仕事を見て勉強する。
などありますが、なんといっても私はこれです!
引出しの底にひかれている物、
が、たまに残っていることがあります。
新聞です。
この日の新聞は、昭和59年のものでした。
衣裳を虫干しした時にひきなおしたのでしょう。
広告が面白いです。VHD?のビデオデッキ
テレビ欄も懐かしい。ザ!ベストテン!この日は、
薬師丸ひろ子、チェッカーズ、チャゲアス!!
9時からは、欽ドン!見た見た!!
そんな私、実は、古い新聞が入っていた時は取っておくようにしてまして、
一番古いものは昭和14年、15年の物
日中戦争真っただ中。
太平洋戦争中の昭和22年もありました。
記事も広告も戦時、一色。
今もやっておられる有名な会社も結構ありますねぇ。
高島屋の、電球の売り出しも面白いのですが、
その上の日本酒、悪酔い、二日酔いせず。はあかんでしょ。
名誉の戦死。ですって…。
日本もついこないだまで、戦争やっていたんですね。
考えさせられます。
昭和47年のも出てきました。
安倍首相の大叔父、佐藤栄作引退の記事でした。
泣いてはります。
何かと不安定な情勢の昨今。
安倍さんには、しっかりと国のかじ取りをしてもらいたいものです。
桐たんすの洗いは、政治、経済を見つめなおす楽しみもある。
と言うお話でした。