大阪泉州の初音の工房には、うれしい雨です。
久しぶりにここ大阪 泉州地区に雨が降りました。午後から工房に行きますと、
写真のN君が朝から1日かけて、すべての工房の桐の木に水をかけてくれていました。
昨晩からの自然な雨で桐の木が濡れていて、その上から桐の板1枚1枚に丁寧に何度も水道水をかける作業をしてくれています。
こうする事で、さらによく桐の灰汁をしみ出させるのです。乾いた板をわざと何度も濡らす事も
いい桐たんすを作るためには、必要で重要な作業なんです。
何度も何度も繰り返して一日中水をあてます。明日もここ大阪 泉州地域は、雨の予報です。
よく濡れた桐の板に、自然な雨に濡らさせる事によりさらに桐の灰汁が出て、透き通るような綺麗な桐板の材料に変化させていくのです。
いい最高級のこだわりの桐箪笥を作るためには、自社で桐材を選別し、製材し、水分量や乾燥、灰汁抜きをおこなう作業は欠かせません。
本当にこのような地道な作業を経て、いい桐箪笥が作られるのです。
N君、立ちっぱなしの作業も疲れたでしょう。ご苦労さまです。ありがとう!