先日の見事な神戸家具をお使いのお客様の桐たんすの洗い修理です。
お盆休みも終わり、本格的に秋のブライダルシーズンを迎えますね。
わたしは、先週よりカリモクさんのフェアーで、西宮の関西ショウルームにて、販売会で奮闘してます。素敵なお客様と出会えて、ありがとうございます。
2014カリモク 早期デスクのご予約をいただいております。
さて、先日私のブログでご紹介させていただきました。最高級の伝統を感じる神戸家具をお使いのお客様よりお預かりいたしました桐たんすの修理洗いについての途中経過をご報告させていただきます。
持ち帰らせていただきました桐たんすです。
永年の使用により汚れがかなりついていて、状態はあまりいい方ではありませんでした。
傷や割れもかなりひどくて、洗い修理するにはすごく手間がかかる状態ですが、
ご依頼のお客様のお人柄と、弊社をお選びいただいた、熱い思いも感じられたので、
今回洗い修理をお引き受けする事にいたしました。
面張りの桐板の厚みもかなり薄い部分があります。初音の職人の腕の見せ所です。
このような、桐たんすを工房に持ち帰り、最初に金具を外して、熱湯のお湯で本体を丁寧に洗って汚れを落とします。それから良く乾かしてから修理行程に入ります。(夏はよく乾くので、冬の半分くらいの期間で、修理行程に入ることができます。
ここからが私どもの職人のすごい技で手直しいたします。下記の修復の写真をごらんくださいませ、全体をかんなで慎重に削るのです。
素晴らしく綺麗に手直ししているでしょう。白い部分が新しく入れ木や手直しさせていただいた部分です。なかなか他社では、出来ない技術なのです。
丁寧に手間暇をかけさせていただいて、桐のたんすを甦らします。
繊細な部分にも丁寧に入れ木や面張りを行います。
欠けている面や引き出しの隙間にも桐材を付けているのがお判りになられると思います。
以前の台はそのまま使用出来なかったため台はすべて新品に交換させていたしました。
背板の隙間にも桐の板を入れ木させていただいております。
悪い箇所を取り除き新しい桐に替えています。これぞ桐たんすの外科手術です。
以前の桐の木目を揃えての作業となります。
綺麗に蘇らすのには、このような丁寧な仕事をしなければなりません。
この行程が、私どもが他社と違うこだわりの洗い替え 修理を出来る理由です。
洗い 修理に関しても、それぞれの工房によって、出来栄えの美しさや、直し方が全然違います。金額だけじゃありません。一旦お受けしたご注文は、全力で取り組む!
いいかっこ言わせてもらえば、「職人としての心意気がある」かどうかです。
私どもでは、桐たんすの洗い 修理もこれ以上は綺麗に完成させる工房は他にないぐらいのプライドと責任感をもったお仕事をさせていただいてるので、
これから塗装の工程にはいります。綺麗に完成したら是非ご紹介をさせていただきます。
このような途中経過をご報告させていただけるのも、私どもならではのブログです。