桐箪笥の社長ブログ せっかくご連絡いただけても、私どもでもなおせない和家具もございます。
せっかくご連絡いただけても、私どもでもなおせない和家具もございます。今回ラインで問い合わせをいただきました。こちらがその杉の箪笥です。
杉材の和家具ですが、この箪笥の前板は杉の突板(つきいた)が使われています。たくさんの傷などがついているのですが、突板のために削ることに限界がございます。
そのため傷がとれないのです。また以前の塗装を剥がす作業も突板が薄いと、杉の前板がダメになる可能性もございます。
そのため私どもでは杉の突板自体を所有していないので、手直しするリスクが大きくなります。そのために正直にお客様にお話しさせていただいてご納得いただきました。
せっかく弊社を頼ってご連絡をいただけたのにお応え出来なかった事はとても心が痛みます。どこかで再生する事が出来ればいいのですが・・・・・