桐箪笥の工房の板も本格的な夏の日差しを受けて・・・
毎日暑い日々が続いてますね、
秋のブライダルシーズンに向けて、私どもの工房も桐箪笥作りに追われて来ました。
初音の工房の桐の板も本格的な夏の日差しを受けて、からからに乾いています。
直射日光の当たっている面を触ると熱くなっていますが全体は、ほどよい暖かさです。
日陰の部分は、そう暖かくありません。さすがに桐の木の特性である熱伝導率の低い特性を実感する事ができます。
天日(てんぴ)干しで、雨に濡らして、太陽の日差しで乾かしての繰り返しの作業をおこなった桐材で作られた、桐たんすは、長く使用していただいても狂わない訳なのです。
杢目がそろうように、板を合わせていき綺麗な木目をとるように木取りをしていきます。
夏の日差しを受け良く乾燥させて、桐の木を過酷な条件に耐えさす事もいい桐箪笥を作るために、必要な事なのです。
これだけ、たくさんの国産桐材や北米の桐材のみを、天然自然乾燥させている工房は、
全国でもあまり見る事がないと思います。初音の桐箪笥作りのこだわりです。
ゲリラ豪雨のような、夕立ちも桐の木には、すごくいいのです。
乾燥と雨との繰り返しによって、桐の木をどんどんあばれさせる事が大切なんですよ。
元気に、いい桐たんすの材料になっていってくれています。
日本の四季の気候は、すばらしいですね。