池田泉州銀行様が発刊されているトイロカルチャーのナンバー178号 2023年春号に私どもの桐箪笥職人 伝統工芸士 田中美志樹が紹介されました。
池田泉州銀行様が発刊されているトイロカルチャーのナンバー178号 2023年春号に私どもの桐箪笥職人 伝統工芸士 田中美志樹(たなかよしき)が紹介されました。
トイロカルチャーは池田泉州銀行のお得意様向けの情報発信冊子で長い歴史のある冊子で、自然総研様が編集されておられます。
その冊子の2023春号のわがまちの特産品・名産品としてこの度、私ども大阪泉州桐箪笥を取り上げてくださいました。
表紙も大阪泉州桐箪笥の故郷の岸和田の桜に包まれた岸和田城です。岸和田の伝統工芸品として、岸和田ブランド認定やふるさと納税にも認定されています。私ども大阪泉州桐箪笥の田中家具製作所を取り上げていただけて、本当に有難いです。「伝統を支える名工たち」というタイトルで、こだわりの桐箪笥を作る工房の名工として、私どもの田中家具製作所の専務で、桐箪笥の伝統工芸士の田中美志樹(よしき)を紹介してくれました。
記事の中には、3代目社長の由紀彦さんと私の名前も書いてくれています。大阪泉州桐箪笥は私たち2人だけで守ってきたのではなくて、今まで一緒に働いてくれている職人達と、一緒になんとかこの伝統工芸を守ってきました。大阪の泉州桐箪笥は桐箪笥の中では最高品質とも言われるぐらい日本古来の伝統技法を守り桐材の仕入れや乾燥のやり方、その桐材の使い方や組み方そして着色、完成まで他の桐箪笥の産地では真似の出来ない工程や技で作り上げています。しかしこのような作り方はどんどん今の時代には合わずに苦労の連続です。なんとか応援してくださるお客様の暖かい支援でこの文化を支えていただいているのが実情です。
本物の日本の桐箪笥の事を多くの日本の皆様に、本当に知っていただきたいです。でないと本物の日本の桐箪笥はもう無くなってしまいます。
昔からこれだけ考えられた収納家具は世界にはありませんでした、でも今は中国で作られた桐箪笥が日本製と言う表記で販売されていて、気密性や防湿性、防虫性の無い桐箪笥が堂々と良さをアピールした表記で販売されていて、お客様は何がいいのかも全く分からなくしてしまった世界になっています。本物をひたすら作り続けている私たちのお話を直に聞いて欲しいです。
YouTubeでは話せない本当のお話を・・・・・・
もう本物の桐箪笥は無くなってしまいます。「ものづくり」はとても苦労の連続です。伝統の技術を生かして様々な新しい桐箪笥もお作りさせていただいていますが、若い方には伝わらないし、感心すらないのが実情です。これほどSDGsでサステナブルな収納家具は世界にはないのにどうして日本の文化の良さを知ろうと思わないのか悲しいです。
日本で続いてきた品物には必ず理由があるなのです。
洗い替え修理をすれば蘇らす事ができます。捨てなくて(処分)再び使う事が出来ます。そのお家の思い出を引き継げる素晴らしい道具なんです。どんなかたちにもリフォームが出来るもの桐箪笥ならではです。
砥の粉仕上げだけでなく、オイル仕上げやみつろう仕上げなど様々な仕上げ方もあります。この記事では紹介されてはおりませんが、今の生活に合わせた桐箪笥もたくさんお作りしています。
是非、関西にお住まいの方々に、少しでも大阪泉州桐箪笥と言う、桐箪笥では日本の最高峰の品質と呼ばれる桐箪笥が岸和田で作られていることを知ってもらいたいです。
このように、大阪泉州桐箪笥の事を記事に取り上げていただきました、自然総研F様はじめスタッフの皆様、現在の名工で取り上げていただいて本当にありがとうございました。感謝申しあげます。これからも大阪泉州桐箪笥をなんとか残せるように挑戦し続けていきます。
記事をご覧いただいた皆様、是非岸和田に来られたらショールームで本物の桐箪笥の良さをご覧いただければ幸いです。
ショールームの☎072-443-8835(電話予約必要)メール、ラインをいただければご対応させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。