桐箪笥の社長ブログ 桐箪笥作りへの熱いこだわりがございます
年々桐箪笥が売れないとある桐箪笥工房の代表者がテレビでお話をされていました
40年 50年前から比べるとかなり需要が減ったのは事実で たくさんの桐箪笥工房が廃業されたり 倒産されたりして無くなってしまいました
私どもの大阪泉州桐箪笥の組合でも後継者不足のために廃業された工房もたくさんございました
ただ 本当に桐箪笥が好きでお着物が好きだから何とか本物の桐箪笥を残そうと思ってお仕事をしてきたのか疑問のある工房が多いのも事実です
桐箪笥作りに精一杯努力してきたのかというとそうではないように感じられます
40年 50年前などは何でもお作りしたら飛ぶように売れた時代で誰でもなんでも作れば売れた時代でしたが
もう 30年から20年前からはそうではありません
私どもは どうにかして生き残る為には 他には出来ない品質と技術やデザインを考え 販売できるチャンネルをたくさん考えながら この美しい大阪泉州桐箪笥の良さをなんとか残せるようにどうしたらいいかいつも考えて今日までやってきました 他社と桐箪笥作りへの覚悟が違います
桐箪笥をお作りするのは本当に大変な作業です とても簡単にはいきません 一度 気が緩んであきらめてしまえば もうお作りすることが難しい仕事なのです
そんな私どもの桐箪笥を応援していただけるお客様に偶然出会えて元気をもらい 同業家具関係の業者様やお着物関係の方に応援してもらえて今までなんとか続けてこれています
また 自分たちの桐箪笥作りの熱い思いや 新しい桐箪笥の納品事例 また 古い桐箪笥の洗い替えの事例などを このホームページで正直に情報発信を続けてこれたのも大きな理由の1つだと思います
桐箪笥が売れないから(需要が少ないから)といって 安易に作りやすい桐のコースターや米櫃やまな板など小さな桐製品にシフトされる工房がありますが
やはり私どもは 桐箪笥をお作りしないと私どもの存在価値は無いと思っていますし 桐箪笥の伝統工芸士が桐箪笥をお作りできないようではとても悲しすぎます
私どもはこれからもなんとか「日本の桐箪笥にこだわり続けます」日本の安心で安全な本物の伝統技法でお作りした本物の桐箪笥をご購入したいと思っておられる日本人の方のために 何とか必要とされる存在であり続けたいからです その為に精一杯の努力は惜しみません