古い桐箪笥の洗い替え修理は木地をしっかりとなおせる技術が必要です
古い桐箪笥の洗い替え修理は木地をしっかりとなおせる技術が必要です
このように桐箪笥の木地の状態を新品同様に手直ししなければ本当に綺麗で美しい再生はできません
出来るだけ丁寧に古い部分を削り 傷んで交換をしなければならない箇所はこうやって 部分的に桐板を交換いたします
その柾目もできるだけおなじような柾目の板を選んでこのように入れ木を施します
このような修理は本物の桐箪笥の職人でしか出来ない作業です
昔の小袖箪笥ですがとても仕事が凝っており 昔のいい職人さんがお作りした桐箪笥です 今でも十分に通用するおしゃれなデザインです
側面の蚤と鋸で掘ってある部分は棒通し金具をお付けする為のへこみで 昔は桐箪笥の両側のこのような棒通し金具を引き出して 左右の棒通し金具の穴に長い棒を差し込んで 昔のかごやのように長い棒を左右に出して 肩で担いで移動できるようにするための機能がありました
今ではそのような事も忘れられてしまいました それどころか古い桐箪笥が新品同様に蘇らせることが出来る事も知らない時代になりつつあります
とてもとても 残念で仕方がない時代になりました
本物の日本の桐箪笥を代表する和家具と呼ばれる箪笥は再生ができるのです
このように桐箪笥の背中の板で白く見える箇所は割れていて隙間のあった部分を新しい桐の木で入れ木と言う作業を施した部分です
これでこの桐箪笥の気密性が保たれて大切なものを湿度や虫から守ることが出来ます
このような修理が出来る工房はもう日本で貴重な存在になりつつあります
このように古い桐箪笥の木地をちゃんとなおすことが出来る工房以外に 洗い替え修理の依頼をしてはいけません せっかくのいい桐箪笥を台無しにする粗悪な洗い替え業者がたくさんあることも是非 知っておいてください
私どもはそのような安価な粗悪な桐箪笥の洗い替え業者と常に比べられて 悲しい思いをしますが
この技術の差を是非 多くの方に知っていただきたいと願っております
今回はこのようにオイル仕上げで仕上げさせていただきました
洋家具のようなモダンな雰囲気が素敵な箪笥に蘇らせました
いつもYouTubeなどで動画でも洗い替え前と洗い替え後の状態をご紹介させていただいています
大切な思い出のある古い桐箪笥の洗い替え修理は 是非 私ども田中家具製作所072-443-8835(代表)にご依頼ください