桐箪笥屋の社長ブログ NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」をみおえて思ったことは、
NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」が、2月7日放送の最終回「本能寺の変」で完結しましたが、
いままで「主君を裏切った謀反者としての明智光秀」
のイメージを一新した作品でした。
本能寺では、信長を討った光秀が、焼け跡となった本能寺を去る直前に野次馬の中から進みでた
伊呂波太夫に 「駒殿に伝えてもらえるか。必ず、麒麟が来る世にしてみせると」
「麒麟?」 「そう言っていただければ分かる。麒麟は、この明智十兵衛光秀が必ず呼んでみせると」
これが、全44回を駆け抜けた明智十兵衛光秀の最後のセリフでした。
戦いのない大きな世を作ることが信長ではかなわないと思った光秀が、
麒麟は、この明智十兵衛光秀が必ず呼んでみせる、と・・・・・
「何かを変えなければ」と言っていた「何か」は、光秀自身の志だったのでしょう。
「麒麟が来る」は、小さな明智の庄であった光秀が、成長する過程でひたすら麒麟がくる時代をのぞみ、最後は自らが「麒麟を呼んでみせる」と宣言するまでの成長物語だったんですね。
脚本の池端俊策が「明智十兵衛光秀が死ぬシーンは書きたくなかった」と語ったインタビューも報道されていますが、光秀が「自分が麒麟を呼んでみせる」と宣言したこのシーンにすべてこのドラマの思いを感じました。
明智十兵衛光秀の生きざまからは、一人一人が生きていく為に
「なにか目標をもって生きていく」という志を持つことを教えられたように感じました。
最後のシーンでも足利義昭が「世を正しく変えようと思うのは、志じゃ 光秀にはそれがあった」というセリフにも共感しましたね。
「麒麟がくる」は、皆さん一人一人に向けたエールだったように思います。
脚本の池端俊策様 主役の長谷川博己様 素敵な大河ドラマありがとうございました。
わたしもやれる限り「本物の桐たんすの良さ」をお伝えしていきます。
皆様もどんな事でもいいから志をもって生きていきましょう!