桐タンス屋の社長ブログ この新型コロナウイルスは私達に何をもたらしているのか!
この新型コロナウイルスは私達に何をもたらしているのか考える事があります。
これからの日本は外国人観光客を増やして、観光産業に力をいれ、インバウンドを取り込むように政府が主導してやってきました。
そのこれからの産業が大打撃を受けたのです。
誰も想像もつかなかった事が現実に起きてしまいました。
私の父は生前 流行や人気には流されてはいけないと私に教えれくれました。
流行は漢字の通りに流れて行きます。
人気は人の気持ちです人の気持ちはいつか離れていきます。
人気者になればなるほど、落ちる時も早いです。
今の人達がそれをわざと盛り上げて流行や人気を作り出すのです。
桐の箪笥は江戸から明治 大正 昭和と重宝されて作れば何でも売れる時代でした。
タンスと言えば桐箪笥と言う時代でした。
でも平成に入り家具の需要と世の中の生活スタイルの変化や
日本人のものの考え方の大きな波に飲み込まれて
どんどん本物が少なくなってきました。
中国桐材や中国産桐箪笥の輸入販売の増加などで、・・・
今 作られて、販売されている桐箪笥と呼ばれる商品がまがい物の桐箪笥で本物の桐箪笥ではないのです。
本当の日本の唯一の収納家具である
桐箪笥の特性や機能性などの素晴らしさが
全く伝わっていません。
その見極めすらも出来ないような世の中になってしまいました。
日本人として何が大切で何を残していけるか、
大切な物を後世に残していけるお手伝いが出来るのが本物の桐箪笥なのです。
着物だけではありません、書類や資料、写真や貴金属や紙幣や思い出の品物すべて
本物の桐の箪笥や桐箱なら
未来の日本人の為に残せます。
いままで昔からの先人がそうしてきたのです。
もっともっとこの素晴らしいほんまもんの
日本の伝統工芸品を知っていただきたいと!
新型コロナウイルスのこの感染症からあらためて考えさせられました。