こだわりの桐箪笥の社長ブログ 有難い事にご自宅の古い桐のたんすを持って来てくれました。
先日 お客様が遠方より、自宅にあった古い桐たんすを車に乗せて、
私どものショールームに持って来てくれました。(自粛要請前の記事になります。)
かなり傷んでいますが、見せていただいて、お見積りや修理の仕方をご説明させていただいて、
ご納得いただいたので、
洗い修理させていただく事になりました。
引戸全体や棚や引出しにも虫穴があります。
桐箪笥は虫がつかないのですが、なぜ虫穴があるのかを説明させていただくと、昔の桐箪笥には、桐のうす板を張り合わす接着剤に、食べるお米を練って使っていました。
そのお米を(炭水化物)虫が好んで食べるために、このように虫がきたのです。
今は合成のボンドを使用するようになったので、このような事にはなりませんが、
昔の箪笥は、前の板に虫がきて穴をあけられたのです。
これはこのままでは再生できないので、すべて虫穴がきてる部分を交換しないといけない作業になります。
とても費用や時間がかかる仕事になりますが、
私どもなら綺麗にする事ができます。
日本一丁寧に洗い替え修理出来る工房なので、
ご期待ください。