日本の桐箪笥の社長ブログ 大阪泉州の岸和田にもほんとうに家具店が無くなりましたね。
お値段以上、の「ニトリ」や「ホームズ」「ナフコ」「東京インテリア」「イケア」「大塚家具」など大型家具店の台頭で、もう個人の家具店がどんどん無くなってきました。
まさに地元にたくさんあった電気店と同じですね。
以前は泉州地域の中心として栄えた岸和田ですが、今や和泉市や泉大津市に負けてしまっている町になりつつあります。
私どもの岸和田にも以前 沢山の家具店がございました。
婚礼家具を沢山 販売していて、セスナの飛行機を飛ばして宣伝していた、南川家具百貨店
地元で古くから操業していた老舗だった
大崎タンス店
家具屋姫のコマーシャルで有名だった
丸大家具 リビンズ丸大
もう今は建物をつぶして更地になっています。
地元密着型であった
百々たんす店 (ももかぐてん)
マルキン家具
堺から岸和田に進出した 家具の三栄 (サンエイ)
家具のアウトレットのビッグウッド岸和田店
個人店の佐々木家具店 や アラキ家具店 など
たくさんの家具店がございましたが、すべて
廃業 倒産 移転で無くなってしまいました。
家具のチェーン店に属していたり、毎週の新聞のチラシをまかれたり、安い 激安とか、船井総研のアドバイスで誇大な広告を打っていた店などが全部なくなりましたね。
独自で定価を高く設定していてそこから半額とか誇大な広告で、消費者の方をある意味騙して購入させていた家具店が無くなったと言う訳です。
今はネットの普及で消費者の購入される動向が変わってしまい、
それについていけない従来の家具店は無くなってしまいました。
その当時、倒産した同業者からは、私どものような高級なイメージのある家具店は一番先に無くなると言われてましたが、まだどうにか残っています。
とてもとても悔しかった思いがあります。
私どもは唯一独自の「責任あるサービス」と
私どもでしか購入できない「独自のオリジナル商品」
ご購入いただいて良かったと思っていただける商品だけを販売してきたからだと思います。
その気持ちはこれからも変わりません!
まだ なんとか生き残っていますが、
この先を見据えると
どう変化していけばいいのかとても悩みますね。
消費者様のトレンドが早く流れる現代社会にあって、
落ち着いた日本の伝統工芸の本物の桐の箪笥の良さを
どう皆さまにアピールしていけばいいのか
戦いの日々がまだまだ続きます。
初音の家具
株式会社 田中家具製作所はなんとか残り続けたいです。