こだわりの日本の桐箪笥の社長ブログ 桐箪笥の移動には専門の知識と経験と梱包材料が必要です。私ども田中家具製作所にご相談ください。
桐の箪笥の移動させて欲しいとのご相談やご依頼がございます。
桐の箪笥の移動は簡単そうですが、実はタンスの中で一番難しい作業なのです。
運送屋さんでも桐箪笥の移動は断られたり、保険に入っていただかないとできません。とか言われるみたいです。
桐箪笥を移動するには、はやり専門の知識や経験が必要になります。
桐箪笥はそのまま運ぶと、汗や手あかや汚れがついてしまうので、
桐箪笥を裸のままでは移動できません。
また木材の中で一番柔らかい繊細な木なので、傷や凹みが心配です。
桐箪笥のプロだからこそ、この様に丁寧に養生して梱包をしてから運びます。
そして移動先での、設置が大切です。桐箪笥の水平バランスをきちっととってあげないとどんなにいい桐箪笥でもひずんできます。
完全に水平な床はありません、桐箪笥の4隅にバランスのとれる敷板を挟んであげて桐箪笥が水平に安定して置かれているかを調節します。
この作業がとても大切で、引出しや戸にも気密性の高い、いい桐箪笥は隙間がないので、きちんと設置してあげないと桐箪笥が台無しになります。
よく桐タンスの戸が固いとか、引出しが開きにくいなど、とご質問やご相談を受けますが、この水平バランが崩れている場合がほとんどです。
これは桐箪笥だけでなく、洋家具の洋服タンスでも同じです。
戸が閉まりにくいなどがあれば、左右の前の角にうす板などをかまして、タンスの水平バランスをとってあげてくださいね。
今回もご依頼いただきました、T様 無事に汚さず傷もいかさず、完璧に移動できて本当によかったです。
皆様 桐箪笥の事ならなんでもご相談くださいね。