こだわりの桐箪笥の社長ブログ 古い桐箪笥には使っておられた人の思い出が残っています。
桐タンスの洗い修理の依頼を私どものホームページをご覧いただいてご相談をいただきます、ビフォーアフターの比較写真の違いをこれだけ拡大写真で比べれる工房は日本で無いと思います。
古い桐箪笥には使っておられた人の思い出が残っています。
このように、使い込んだ取手に付いているその方の指の傷跡です。
桐たんすを開け閉めした時についた手の指跡、私は大好きです。使ってこられた人の思い出が残っています。
桐箪笥の洗い修理をすればこの思い出の指跡が無くなりますが、また再び次の御家族や親せきの方の思い出が残っていきます。
このような使い込んでいただけた桐箪笥を見る度に、
今でも桐箪笥をお作りしてきて良かったと思います。
日本の中でこれだけ使い込む事ができるのが
本物の桐箪笥だけです。
昔の桐箪笥は本物の桐箪笥だけでしたが、今売られている桐箪笥のほとんどが桐の紙を貼られていたり、中国桐を使用した大量生産されています。
桐箪笥と呼んではいけないような品質の桐が多く通販やネットで販売されていて、
とても悲しい状況です。
そのような桐は洗い替えや手直しなどは出来ませんし、
桐箪笥としての価値は全くありませんが、
多くの消費者の方はご存知ではありません。
本当に昔の桐箪笥を大切にしてください。
使ってられた人の思い出を感じつつ、再び丁寧に甦らせる事が
出来る工房からのお願いです。