紫檀(したん)の箪笥の移動
紫檀の箪笥(別のお店でお買い上げ)の移動の、ご依頼がございました。
お買い上げされたお店が、今はなくなっているために、どこに依頼したらよいかわからなくて、
市のシルバー人材センターにたのんでみたそうです。
担当者がこられたのですが、こんな大きな高級な箪笥は、運ぶ事ができないので、家具屋さんに頼んでください、と断られたそうです。
それで、ホームページをみて、ここならちゃんと運んでくれそうだからと、当社に電話で、
ご依頼がありました。
このごろ近くに、家具屋さんが無くなってきているので、たまに、このような依頼がございます。
お部屋からお部屋への移動です。 紫檀の箪笥なのでかなり重たい箪笥です。
「紫檀材(したんざい)とは、主産地は、タイや、原産地は、インド、スリランカで、マメ科の高木で、材質は、固くて、重いのが特徴で、光沢が美しく優美な杢目をもっている高価な材料です、最近では、いい紫檀材がなくなってきており、貴重な材木の一つです。主に、家具や、座敷机 和棚 お仏壇などに高級な調度品に使用されます。」
和室のお部屋への移動です。
紫檀たんすやお家の壁やクロス等に傷など、絶対に付けては、なりません。
たんすの移動は、十分に気遣いをしなければいけないお仕事です。
丁寧に洋服たんすと和たんすブレザーたんすを、ねじをはずして、分解します。
衣類が入ったままなので、引き出しやお盆を、1つ1つを順番に、抜いて移動しました。
そして、和たんすと整理たんすは、和室には、重ねて置かせて、いただきました。
ちゃんと組み立てをして、扉の調整を行います。
最後に、移動したお部屋は、畳のお部屋なので、たんすの前側に敷き板をかまして、
たんすが、前側に倒れかかる事のないように、据え付けさせて、いただきました。
紫檀の洋箪笥も桐のたんすと同じで、和室に置いても、すごく似合うものですね。
畳を傷める事なく、たんすも傷付けることなく、移動させていただいたので、
お客様からも喜んでいただけました。
プロの家具屋の仕事って、細やかな心づかいと丁寧な仕事が要求されます。
今回の移動や、配達、接客と、自分で、なんでもやるのが、私の「こだわり」なんです。