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こだわり桐箪笥の社長ブログ 途中ブログ これが大阪泉州地域の婚礼の「お荷だし」です。

こないだからブログでご紹介させていただきますが、これが大阪泉州地域の
ご婚礼の「お荷だし」です。

お荷だしの当日は天気が一番です、雨の場合も強行するときがありますが、
お天気でないと・・・このように晴れの日が一番ですね。

桐箪笥の社長の私は晴れ男を公言していますが、その日も快晴で素晴らしいお天気で絶好の荷だし日和で本当によかったです。

新婦のお家にある婚礼家具やお道具をトラックに積みます。

ただ家具や道具を簡単に積むのではなく、
お荷物をバランスよく見栄えがするようにのせていきます。
その場合 先方(新郎宅)がどちらにあるのか?

どちらからお写真を撮られるのか、なども考慮して家具を積むのがプロの家具店なのです

お荷だしの場合はその品物が横側から良く見えるように積ませていただきます。

この様にベッドのマットなどを重ねて、上にお布団を飾ったり

後でお写真が出来たときに、お道具の見栄えが良くなるように考慮して積んでいくのが、プロの家具店です。
反対側は写真映えがするように桐たんすや整理箪笥、鏡台を並べて積ませていただきました。

鏡台はこの様に紅白の晒(さらし)で飾りをしてから、結納の時にいただいた亀の飾りをつけるのです。

お布団には、鶴の飾りをお付けします。

紅白のリボンでリボンのお花をお作りして家具に飾ります。
昔は六曜の良い日(大安や先勝ち友引)には何件もお荷だしが重なり段取りが大変でした。

まだまだメインの仕事は社員に任せず、社長自ら行います。(いつまでも社員が育ちませんが・・・・)少しでも見て社員が何かを感じてくれればいいのですが。・・・

座布団も紅白して飾っていますが、運転中ブレーキ等で抜けないようにこの様に積んで後で紅白で抑えます。

こうする事で品物が安全に荷崩れを起こすことなく運べるのです。
これも何十年前から祖父や父や叔父さんから教えられた知恵なのです。

2号車もバランスよく積む事ができました。簡単そうでしょうが、積み方の関しては私どものスタッフに前持って荷物の量と積み方を指示しておきます。

紅白で荷崩れをおこさぬように、しっかりと紅白でくくってから、トラックの周りに幕を付けます。

まず幕のロープをトラックに張って、から後の角に幕を合わせます。

幕の文字も田中家具ではなく、初音の家具の幕は品と高級感があると自負しています。(笑)

そして、前側に幕を伸ばして付けます。こうする事で綺麗に幕が付けれます。

これで完成です。

お荷だしはすべて時間に遅れないで作業をするのが求められます。
今回も出発予定時間15分前に出来上がりました。

完璧でした。これから皆さん(親戚様)で記念写真!
一生思い出に残りますね、

親戚やご近所の方が出て来てくれて見てくれました。
いいですねこの光景・・・・・日本の伝統文化だったんですもの・・・

今のお母様の年代やその何十年前は皆さんこうしてお嫁にいったのですから・・・・こんな時代が懐かしいですね。

お荷だしするときに、長持ち(お布団を入れる桐箪笥)がある場合、大阪泉州長持ち唄を歌ってお荷だしをしました。「はぁー めでたぁなぁ めでたぁなぁ・・・」

私も記念に写真を撮っていただきました。

そして予定の出発時間になり、お客様にご挨拶をして先方宅へ向かいました。
最近はお荷だしも珍しいので、運転をしていると対向車や道路を歩いているたくさんの方がご覧になってくれました。

これから、先方(新郎宅)に着いて、きちんとこのお道具を傷1つ入れることなく納めるのが私どもの仕事です。

 

お荷だしを完璧に段取りできるのが、本当のプロの家具店だと思っています。
今は本当に少なくなって、この様に紅白で飾らなくなってしまいました、家具店から新居にそのまま直送するのですが、今回久しぶりにこのような婚礼のお荷だしをさせていただいて、本当に良かったです。

なにか忘れつつある日本の婚礼の伝統行事の良さをあらためて感じる事ができました。Y様私どもにご注文、ご依頼いただきまして、本当にありがとうございました。

これからもどうぞ末永くよろしくお願い申しあげます。

婚礼のお荷だしのご相談があれば是非私どもにご連絡いただければ幸いです。
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よろしくお願い申しあげます。

 

 

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