こだわりの桐箪笥の社長ブログ 桐の夫婦(めおと)箪笥を移動をさせていただきました。
桐箪笥の移動をさせていただきました。
桐箪笥はとても、傷などがつきやすいタンスです、
運送業者の方でも、よく桐箪笥をへこませてしまった等の修理や対処方法のお問い合わせがあります。
弊社は創業以来 桐箪笥の専門ですので、
正しい方法で桐たんすの移動をさせていただいています。
今回この様にお客様のお部屋から蔵に置かせていただきました。
今回は胴丸型の二棹揃えの桐たんすを蔵に移動させていただきました。
お着物が沢山入っておられるので、中身を出してから移動させていただきました。
お盆も一杯づつ出させていただきました。
引出しも出させていただいて、桐箪笥本体を先に移動して後から入れさせていただきました。慎重に丁寧に運ばせていただきました。
桐たんす移動後、お盆や引出しを入れました。
無事に傷つけることなく移動する事ができました。
蔵は温度や湿度も安定しています。大切なものを収納していただくには最適です。
蔵の中には、梅鉢のご紋が入った長持ちの置かれていました。
昔はこの様に桐たんすを2棹と 長持ちを婚礼家具としてもっていかれたのです。
この2棹の桐箪笥は、左側は男たんすと呼び男物の着物を入れる桐箪笥で右側は女たんすと呼び女性の着物を入れる桐箪笥なので、
2棹合わせて、夫婦(めおと)箪笥と呼びました。
この呼び方を、皆さんご存知ないと思います。
蔵は一定の温度が保たれて状態がすごくいいので、安心ですね。
この桐たんすも将来 洗い修理すれば新品同様に甦らす事ができます。
この度 桐箪笥の移動のご依頼をいただきましてありがとうございます。
素人の方で移動すれば必ず汚したり 傷をつけたりいたします。
私どもプロでも、一旦包装してから移動します。
この様に桐の箪笥を移動してくれる専門の工房も無くなっています。