地獄ほぞ
地獄ほぞって、知ってますか?怖い名前でしょう。
地獄ほぞは、沢山の木の接合に使われている技法です。
家具では、主にダイニングの椅子の背中部材と座面の部材の接ぎなど、強度が必要な箇所に使われる日本の伝統技術なんです。
いったん組み合わさった後は、二度と引き抜く事が出来ません。
いい国内メーカーのダイニング椅子の接合に使われる、技法なのです。
この斜めになった楔(クサビの黒い部材)が、接合する相手の部材の穴にに入ると、押し込までる力で、内部で、広がり
決して二度と抜ける事がなくなる、木の接合技術の事なのです。
地獄ほぞを、製作するには、精度の高い刃物と手間暇がかかります。
工具を研磨して、工具が、すり減ってきたら新しい工具に、取り換えしなければ、
きちっとした、 地獄ほぞができません。
外国製の椅子は、すぐに、ぐらぐらしたりしてきます、それは、部材の乾燥や、工具の差もございますが、接合の仕方が、(ダボのみだったり)全く違うのです。
本当にいい品質の日本の椅子は、何年何十年たっても丈夫な訳が、ここにあります。
さすが、メイドインジャパン! の技術!
名前は、怖い「地獄ほぞ」ですが、いい家具を作る為には、欠かせない日本の技です。