桐たんすの社長ブログ☆日本一の嫁入り道具 初音の調度 徳川美術館秘蔵品抄☆私どもの登録商標の初音の原点です。
日本一の嫁入り道具 初音の調度
調度とは、娘が生まれた時点から職人へ発注、
準備に数年単位の時間をかけた豪奢なセットが数多く作られました。
飲食器はもちろん、化粧道具、香道具、文房具にいたるまで
表面を華麗な蒔絵で飾り、家紋を付した多彩な調度は、
記録上もっとも多いものでその数300点にも上ります。
中でも有名なのは、三代将軍家光の娘千代姫が、
尾張徳川家二代光友に嫁ぐ際持参した国宝「初音の調度」です。
この冊子も私どもを応援してくださる方にいただきました。
『源氏物語』の初音の帖に登場する
「年月を松にひかれてふる人に 今日鴬の初音きかせよ」の歌意をコンセプトに、その歌の文字を葦手書きに散らしたのが名の由来です。
お客様から貴重な本をいただきました、
ほんとうにありがとうございます。
私ども初音の家具の『初音』もそこから由来しています。
日本一の嫁入り道具、現代では荷だしなどもする風習も少なくなってきましたが日本の文化や伝統を大切にする『初音の家具』のこだわりの総桐箪笥も何百年たっても残していける逸品です。
その様な桐箪笥をこの時代でも残していきたいと思って、職人と共に精一杯お仕事をさせていただいています。
何十年先にはお作りできないか、手に入らないかもしれないような桐箪笥かもしれませんが、やれるだけ頑張ります。
是非 一度はそのこだわりの桐たんすを私どものショールームでご覧いただけたらと願っています。