桐箪笥の社長ブログ 今年も続々と新しい、いい桐の木を買付出来きました。
私どもの工房では、今年も続々といい新しい桐の木を買い付けてきました。
その木をダテに干して、1年半から2年 屋外で雨にあてて、乾燥させます。この様にその作業をする工房は今では本当に少なくなっています。
新しい桐の木はこの様に黄色い色をしています。
今年も杢目の細かな良質な桐の木を買い付けてきました。製材をした後
この作業を行わないと、本当にいい桐箪笥の桐材になりません。
これがだんだん雨にあてながら、乾燥してくると色が銀褐色に変わっていくのです。
自然の中で、ゆっくりと乾燥させていくのです。
新しい製材後の桐の木からは、ものすごく いい香りがするのです。
心安らげる香りです。
昔の人もこの同じ作業を続けてきました。時間と手間暇のかかる仕事が、無垢の桐材を使用する桐箪笥作りなのです。
この桐の木がタンスになるまで、2から3年の月日がかかるのです。
いい桐箪笥作りはここからスタートしてゆきます。