こだわり桐箪笥の社長ブログ 泉州地域は、台風10号の影響による雨が降りました。
泉州地域は、久しぶりに台風10号が関係した恵みの雨が降っています。大変暑い日々が続いていて、カラカラの天気でしたが、この雨で、私どもの工房の桐材がしっとり濡れています。
桐の材料はただ乾燥させただけでは、いい材料にはなりません。必ず雨が必要で屋外で何十回と言う回数雨に打たせます。
台風のような激しい雨が特に良く桐板が濡れて、灰汁が落ちます。
激しい雨が桐の板を全体に濡らしてくれます。
いい色に板が濡れています。桐の板には、大切な雨です。
最近 製材をした新しい桐材も雨に打たれています。
新しい桐材はまだこの様な明るい色をしています。
こちらは以前から1年以上経った桐材です。少し黒くなっています。色の違いがお分かりになられますか?
この様に桐材は何度も雨に濡らして乾燥を繰り返しますと、黒褐色の色に変化をしてきます。このような色になってこそ上質なこだわりの桐箪笥の材料として使えるのです。
桐の板を乾かして乾燥させているのに、雨に濡らしてしまうのも桐材ならでわの昔からのこだわりの作業で、他の木材では行わない作業になります。
桐の不思議な特製があらわれている作業なのです。
この作業を1年から2年繰り返す事で、透明な艶のある私どものこだわりの桐たんすの材料として使えるのです。
この雨で夏の暑さも少し涼しくなって欲しいですね。