桐箪笥の社長ブログ この様な桐箱をお使いになるのは、「いかがなものなのでしょうか!」
前からすごく気になっていたお話しをさせていただきます。
桐はすごく高級な素材で、重宝されてきました。花言葉も高尚と言う意味がありますが・・・
先日いただいた高級なお菓子も、このような桐箱に入っています。
蓋(ふた)の桐の杢目をよくごらんくださいね。
その蓋(ふた)を裏返しますとこのような杢目(もくめ)をしています。よくご覧ください。
おかしいとおもいませんか、上の杢目は、6本ぐらい年輪があるのに、裏側は4本しかないでしょう。
どうなっているのかといいますと、ベニヤの表裏に桐の紙を貼っているだけの桐箱風の入れ物です。これは、この箱だけでなくて、一般にネットで販売されている安価な桐衣装箱や桐たんすと呼ばれているお着物を入れる箱でも同じ加工がなされています。
この様にベニヤに薄い桐紙をはってるだけなら 防湿性など全くありません。
そしてこの様に本体は白濁した濁った色をしています。なぜだかおわかりですか!
桐に漂白剤を施してあるのです。ですからこのように白っぽいにごった風合いをしています。
食べ物を入れて、高級感を演出している桐箱(風)が、実は、ベニヤに桐の紙を貼った桐箱で、そして桐の漂白剤に浸された箱に食品が入れられているなんて・・・・・・
安心で安全だとは私は思えません。本当の桐を知らずにお菓子会社も桐箱を採用しているのはいかがなものでしょう。特に食品を入れるのなら・・・・・・
本物の安全な桐はこの様な色をしています。透明感と光沢があります。これが本物の無漂白で安心安全な桐材なのです。
たとえ無料の桐(風)箱ですが、食品をいれる包装としてあのような桐(風)箱には、問題があると前々から思っています・・・・皆様はどう思われますか?