こだわりの桐箪笥の社長ブログ 洗い修理しない方がいい桐たんすもございます。
奈良のM様から桐箪笥の洗い修理のご相談いただきました桐のたんすです。
なんとも珍しい桐の箪笥でした。よく拝見させていただいたところ、
引出しの前板と引戸が桐で出来ている桐箪笥です。
あまり私も見ないデザインですごく興味がございました。
引戸には、墨絵が書かれていて、珍しい桐箪笥です。側面や天板 背中や底板先板などは、すべて桐ではない材料で出来ています。
棚板も桐でできていません。
金具もない部分がございます。この金具を同じ物をつくる事は不可能です。
釘がかなり使われていて、取り外す場合も桐の板が損傷する事がございます。
時代風の金具もかなり取付られています。
直せない事はないですが、費用等と出来上がった時の納得の出来る出来栄え等を考慮したら、かなりの費用をかけて手直しするのは、いかがなものかと・・・・・・・・
いろいろご説明をさせていただいて、もうこのまま使用していただく事がいいと納得していただきました。普通の会社ならなんでも持って帰って洗い修理させていただくのでしょうが、
私どもはそうしません、お客様にとって何がいいのかを教えてあげるのが、私どもの信用なのです。
桐箪笥は古い物の方がいいものがたくさんございます。勝手に粗大ごみにほかす前に是非ご相談くださいませ。電話072-443-8835 です。