こだわり桐たんすの社長ブログ・最高級の桐箪笥の移動!
桐たんすの移動は、手慣れた専門会社でないと安心して任せられません。
以前にお世話になったお客様から最高級の桐箪笥の移動の依頼があり、その桐たんすを運ばせていただきました。
以前お作りさせていただいた、鉄線の蒔絵を施し天地にも漆を塗らせていただいた 最高級の2棹揃えの桐箪笥です。
すばらしい2棹セットの桐たんすです。
傷つけないように、慎重に梱包します。まず金具が擦れないように柔らかい紙で1つ1つ包みます。
今回は中身を入れたままで運ばせていただくので、開きのお盆と扉が当たらないように緩衝材をいれます。
中の小物も1つ1つお包みします。
こちらは、最高級の桐たんすならではの仕込み箱付ですこの小箱は取り出してお使いいただける細工がされています。
このように取り出せます。
運搬中に戸に当たってはいけないので、緩衝材をあてます。
引戸も左右に滑るので、上部に紙をはさんで戸を動かないようにします。
桐たんす自体を丁寧に包装します。
最初に柔らかい特製の紙でお包みします。
その後 二重に包装して傷つかないようにします。
桐たんす本体1つ1つ包装します。この作業が大切なのです。
桐たんすの下の部分も二重で包装いたします。
昔からの1枚板を接合する伝統技法の蟻組手がご覧いただけます。
このようにしてから中の着物が寄らないように、4名でバランスをとって運びます。
さらにあて布団を1つ1つあてて、車に乗せてます。
しっかりとロープをして、移動先に運搬いたします。
桐箪笥を運ぶのは、専門店でないとすごく難しいと思います。専用の梱包材料が必要になりますし、桐箪笥の特製を把握していないといけません。
それは、何年もの経験や実績にあらわれてくるのだと思います。高価な品ものなので、少し運搬費用もかかりますが、中身がそのままで移動できればお客様にも喜んでいただけます。