桐箪笥の社長ブログ 桐の箪笥は日本人の知恵が入った。やっぱり凄い箪笥です。
最近50歳を過ぎて、特に感じることは桐の箪笥はやっぱり凄い箪笥だと言う事です。
あらためて、何をいってるのとおもわれるでしょうが、若くて工房へ入った頃は、こんな桐箪笥ってあと何十年くらい続くのだろう、段々着物が減っていくなか衰退してくるに違いないし、
需要が無くなってくるに違いないと思ってました。
でも何十年たった今 桐の箪笥は本当に凄いものだなって感心する事が多くなりました。
やはり日本人のい知恵がすごく詰まった日本独自の世界に誇れる収納家具だと感じています。外国人には絶対作れないし、考えられない知恵があります。
今回 最初に1つ例をあげれば、どんなに汚く ボロボロに壊れた桐箪笥でも綺麗に修復して洗い替えが出来るように最初から考えられてお作りされている事です。何百年経って真っ黒になって傷んでいても、との粉仕上げと言う昔からの塗装のお蔭で汚れを一緒に落とせてしまう事を誰が考えたのでしょう。
これだけ古い傷だらけの桐箪笥を甦らせます。
不思議だと感じませんか、何百年も前からその塗装技術が確立されているのですよ、
それが、私どもの伝統になって残っていってるのです。
古くなっても、もう1度や2度綺麗に手直しを出来るように作られています。
日本の先人の人の知恵は凄いと思います。
私がいつも思って感じている桐箪笥の凄い特徴をブログで少しづつお伝えさせていただきます。
是非 これからも社長ブログにお付き合いくださいね。