こだわりの桐箪笥の社長ブログ こだわりの桐箪笥の洗いの模様です。
先日から様々なお客様より桐箪笥の洗い修理のご依頼をいただいております。
桐箪笥の洗い修理は洗いを専門にしている工房ではなくて、普段から新しい桐箪笥をコツコツこだわって作っている工房でなされる方が職人の技術や出来栄えの良さ 洗い修理のノウハウ(技術)に関して格段と差がございます。
ここ大阪泉州地方も梅雨の晴れ間で絶好の桐たんすの洗いびよりで、今日は若手が作業に励んでいます。
一斉に朝からお湯を沸かして、ブラシで丁寧に長年に汚れた桐箪笥を優しく洗っていきます。
以前付いていた金具を外してから、これから作業を始めます。
㈱田中家具製作所の桐箪笥の洗い 修理は創業以来変わらぬ伝統的な昔ながらの桐たんすの洗い方を伝承しています。これが美しく再生出来る第一歩です。
専用のブラシで杢目に沿って丁寧に洗っていきます。
ご覧ください。汚れが棚板を伝って流れていくのがお分かりになられますか、
何十年のよごれがとの粉と一緒に洗いながされます。これができるのが、桐箪笥ならではの特徴です。再生できて、再びよみがえらす事ができるのが、桐箪笥なのです。
日本人の知恵が生んだ日本独自の技法は素晴らしいです。
丁寧に洗ってあげたあとこの様に、良く乾かします。
引出しやお盆もこのように乾燥させます。ただし表面が乾いた後 室内に入れて
1ヶ月以上かけてよく乾かします。
よごれを落としてもらい、桐箪笥が気持ちよさそうに見えるのは、私だけでしょうか。
こだわりの洗い替えは、すごく手間暇がかかる作業を繰り返して行います。
これも私どもの桐たんすに対する思いを込めたお仕事です。
絶対にお客様が岸和田の初音の家具 ㈱田中家具製作所で洗いをして良かったと喜んでいただけるようにお仕事させていただくのがわたしどもの使命です。
是非 古い桐箪笥やご相談等がございましたら、遠慮なくご一報くださいね、
古い汚い桐箪笥でもすごく価値のある立派な桐箪笥があります。
絶対に捨ててはいけません。処分する前に必ずご相談ください。