桐たんすの社長ブログ 6月の工房の様子をご紹介いたします。
本日は、㈱田中家具製作所の6月の工房の様子を少しご紹介いたします。
☆工房だよりのブログも是非お読みください。→工房だより
工房は、ショールームから、車で5分から10分くらいのところにあります。
職人がノミを研いでいます。
切れ味が勝負です。丁寧に仕上げていきます。かんなやノミの手入れは欠かせません。
洗いの桐箪笥の手直しの依頼もたくさんございます。愛着のある古い桐箪笥を、きちんとちゃんと綺麗に直せる工房です。それが私どもならでわの特徴です。
私どもの職人の技には、頭が下がります。この引出しを組み立てる手組の技も、必見です。
このように、のみとのこぎりで1つ1つ隙間のないように丁寧に仕込んでいくのです。
手間暇とミスが許されない仕事は、いつも感心させられます。この伝統の日本の桐箪笥の技術を本当に残していきたいです。
この時間のかかる非効率な作業なのですが、本当にいい伝統の桐箪笥作りを支えているのです。
若い修行中の職人も育てています。これも伝統工芸を支えていく私どもの使命でもあります。
黙々と集中して作業を繰り返します。皆誇りをもっていい桐箪笥を作る事に集中してくれています。
職人の世界は、簡単に出来る作業ではないです。一人前になるには、かなりの年数がかかります。この職人達を育てていただけるのも、お客様があっての事です。ありがとうございます。
厳しい世界ではありますが、なんとかこの技術を次の時代に残していけたらと願って、日々皆で頑張っています。
1つの桐箪笥をお作りするには、多くの作業を皆が協力していかなくては、いい桐箪笥がつくれません。
こだわりの初音の大阪泉州桐箪笥は、年間にお作りする本数はごくわずかですが、
ここ大阪 岸和田の工房から全国のお客様に、お届けしています。
すこしでも私どもの思いがお客様にお伝えする事ができれば、いいなぁと願っています。
どうぞこれからもこだわりの大阪泉州桐箪笥を、どうぞよろしくお願い申しあげます。