桐タンス社長ブログ 本当に残念な事ですが、いい金具の職人さんもどんどん引退されます。
いつも前向きでポジティブな私で今まであまりネガティブな事はブログでも書いてきませんでしたが、今回はネガティブなお話しです。
最高峰の桐たんすには、最高峰の金具が必要ですが、残念な事ですが、いい技術を持った
金具の職人さんがどんどん引退されます。
この光沢感と手彫りならではの図案の深さ
私どもは他社が使わなくなった最高級の桐箪笥の金具を使い続けてきましたが、
先日金具屋さんより連絡があり、その金具を作ってくれている職人さんが引退され、
もうこの金具は作れないと連絡がございました。
需要と供給のバランスでしょうか?時代の流れでしょうか?
それとも安い金具ばかり付ける桐箪笥屋が多いのでしょうか、
私は非常に残念でなりません。
なぜ高くてもいい金具職人の技術を、お金をだして桐箪笥屋が残してあげないのでしょうか?
いい桐たんすには、いい職人の金具が必要なんです。
桐箪笥も同様です、お客様がいい品物の目利きが出来ないのと、安い物につられから
本当にいい物が失われていくのです。
本当にすごく残念です。これで日本の桐箪笥のこだわった職人の金具が1つ無くなってしまいました。
日本の伝統をの技を残していく事は本当に大変難しい事です。
でも私はその日本の職人のもの作りを残していきたいです。
もう一度無くした技術は復活させるのは、非常に難しい。悔しさと寂しさを感じます。
どうか日本の伝統工芸の技術や文化を継承出来るように、伝統の工芸品をお買い求めしてください。宜しくお願い申し上げます。