よく桐箪笥の洗い修理のご依頼をいただきます。
美しい春の桜の季節も終わり、これからいやな梅雨の時期を迎えますね。
梅雨の時期前には、弊社の桐の箪笥の問い合わせがたくさん増えます。
やはり、お着物に最もよくない湿気を気になされておられるお客様がたくさんおられるのでしょうね。
今日は、桐箪笥の洗い修理のご依頼をいただきまして、2件お伺いさせていただいて、鑑定させていただきました。
お客様は、昔の桐箪笥がどれだけ価値のある箪笥かどうか判断しにくいので、岸和田と言う大阪に近い私どもに良くご相談がございます。
こちらは、約60年前の桐たんすでした。
かなり傷んでおりましたので、きちんと説明をさせていただきました。
引出しの前板は、無垢の桐材柾目を使用いたしておりました。
(ピントがぼけていて見にくくてすいません)
もう一件は、堺のお客様で、約70年以上前の桐箪笥でした。
こちらの箪笥も作り方や技法についてご説明させていただき、費用の面もあるので、
洗い修理をなされるかをご検討いただく事になりました。
価値のある洗いにかけても後々使える桐箪笥であるのか、
そうでない桐たんすであるのかが、一般のお客様には、判断するのは難しいのです。
ですから私どもに直接ご連絡をいただく事がたくさんいらっしゃって、これも桐箪笥のお仕事をながくさせていただいているおかげです。
昔の職人さんの技法を見れるのは、すごく勉強になります。
すごく古くても昔の桐たんすでもいい桐たんすが沢山あるので、桐箪笥に関して是非ご相談ください。