これが匠の技の桐たんすの引き出しの傷の修理です。
昨年お買い上げいただきましたM様の桐たんすに予想外の傷が付いたので、どうしても桐たんすが新しいので、すごく気になるので直して欲しいとご依頼があり見にいかせていただきました。
(カメラの設定が悪かったので、写真のお色が違うのが申しわけございません。)
何かがあたったのでしょうね、かなり深い傷です。
傷の引き出しと、色合わせをするための引き出しの2杯をおあずかりさせていただきました。
同じ色を揃えるのと、杢目を合わせて修理するのは、職人技です。
まず最初に傷の箇所をすべて前板を取りますそして、杢目が同じ板をさがして合わせて貼り直します。
そして、引き出し1杯を洗って色を落として塗り替えます。その時
色見本になる板を何枚か作って、色を合わせていかないと、同じお色になりません。
砥の粉の色は、分量では決まらないので色を合す作業は本当に大変な時間と技術がかかります。
何回も塗りなおさなければなりません。砥の粉の質も変われば色をあわす事は、難しいです。
今回何回のチャレンジして見事に直せました。
全くわからないようになりました。
匠の技の修理です。
綺麗になおって、本当に良かったです。
お客様もすごくびっくりされて、大変喜んでいただきました。